ゆるゆる感想記

お酒好きな平凡オタク芸大生。美術館に行ったり御朱印集めをしたりするのが趣味です✨ミニチュア収集やカフェ巡りも大好き!こちらのブログでは海外小説の感想やお酒のレビューなど色々と雑多に書いていきます。OFUSE:https://ofuse.me/74f9b36d Twitter:@yuruyurukansou1

「暴君様は優しくなりたい」翻訳 原作小説感想&ネタバレ82 結末まで

LINE漫画で配信中の「暴君様は優しくなりたい」の先のストーリーが気になり、韓国の原作小説を読み始めました。
当サイトでは、現在LINE漫画で公開されている話以降の内容と感想を結末まで少しづつ書いていこうと思います!

「暴君様は優しくなりたい」あらすじ

暴君様は更生中! 帝国ウベラの暴君だったドロシア・ミリオネア。 目の前のものを全て排除し、奪い、貪欲に食べ尽くす「悪」だった彼女はついに愛する人に恨まれ、処刑されてしまう。 けれど…目を覚ましてみると、幼少期に戻っていた⁉︎ もしかしてこれは、悪と後悔に染まった人生を逆転させるチャンスか? 今度の人生の目標は優しく生きること。 果たしてドロシアは、暴君だった過去を清算し、新たな人生で優しく生きることはできるのか…⁉︎ 暴君様の人生を懸けた、更生が始まる!
(LINEマンガより引用)

原作:Ramguel(람글) 作画:KAKON(카콘)

韓国語題名:폭군님은 착하게 살고 싶어

現在LINE漫画で公開されている話以降の内容を書いていきます。

以下小説ネタバレ注意

閉鎖されていたパーティー会場の扉が再び開かれます。ドロシーとイーサンの再入場し、精霊の話題で賑やかだった会場が静寂に包まれました。デビュタント開始時も彼らの登場に会場が静かになりましたが、今の静寂はその時と雰囲気が全く違うものでした。好奇心や興味ではなく、ひどい緊張感。しかし、ドロシーとイーサンは相変わらず誰にも視線を与えずに先程まで彼らが立っていた隅に止まります。二人は互いに対話もせず、やや沈んだ表情で立っ ているだけでした。貴族たちは静かな二人に先に近づく勇気がなく、少し離れた場所から様子を窺っていました。その妙な緊張感を先に破って線を越えたのはネレウスでした。「精霊を扱えるのに、これまで隠してきたんですね。」彼はいつものように軽薄な笑いを浮かべます。「隠していたわけではありません。」「そうですか。本当に驚きましたよ。明るすぎて目が潰れそうでした。」彼が話すと、他の貴族も勇気を得たようで彼女に近づいてきます。「皇女様が精霊を扱えることを知らず、先程は失礼な発言をしました。」「皇女様が精霊を扱えないはずありませんよね! こうしてサプライズで人々を驚かせてくれるなんて素晴らしい!」ある人は自分が失礼になったことを謝罪したり、 ある人は露骨に担ぎ上げるような発言をしたりと様々です。ドロシーは手の平を返すように擦り寄ってくる貴族たちに呆れています。


「ドロシア皇女様を祝って乾杯しませんか?」ネレウスがドロシーを見つめ、貴族たちに尋ねると、みんなが少し離れた位置にいるレイモンドに目を向けました。皇女のために祝杯を上げても良いか許諾を求める目つきでした。人々はまるで約束でもしたかのようにレイモンドとドロシーの関係を 「対立」 と捉えているようでした。レイモンドはドロテアのために笑顔でグラスを掲げます。彼の許しに貴族たちが歓呼し、拍手をしました。騒々しい会場の中、イーサンは静かにドロシーを眺めます。人々はずっと彼女のためにお祝いの挨拶と賞賛を交わしましたが、彼女は口を閉ざしていました。
ドロシーが喧騒を抜けると、イーサンがケーキが乗った皿を差し出します。ポーが作ったケーキでした。「いつの間に持ってきたの?」「ケーキが会場に出てすぐに。果物とクリームがたくさん乗った部分にしましたよ。」自慢げに答えるイーサンにドロシーは笑みがこぼれ、緊張がわずかに解けたのを感じるのでした。

閲覧ありがとうございました~!またお会いできたら嬉しいです(♡ᴗ͈ˬᴗ͈)

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