ゆるゆる感想記

お酒好きな平凡オタク芸大生。美術館に行ったり御朱印集めをしたりするのが趣味です✨ミニチュア収集やカフェ巡りも大好き!こちらのブログでは海外小説の感想やお酒のレビューなど色々と雑多に書いていきます。OFUSE:https://ofuse.me/74f9b36d Twitter:@yuruyurukansou1

「暴君様は優しくなりたい」翻訳 原作小説感想&ネタバレ80 結末まで

LINE漫画で配信中の「暴君様は優しくなりたい」の先のストーリーが気になり、韓国の原作小説を読み始めました。
当サイトでは、現在LINE漫画で公開されている話以降の内容と感想を結末まで少しづつ書いていこうと思います!

「暴君様は優しくなりたい」あらすじ

暴君様は更生中! 帝国ウベラの暴君だったドロシア・ミリオネア。 目の前のものを全て排除し、奪い、貪欲に食べ尽くす「悪」だった彼女はついに愛する人に恨まれ、処刑されてしまう。 けれど…目を覚ましてみると、幼少期に戻っていた⁉︎ もしかしてこれは、悪と後悔に染まった人生を逆転させるチャンスか? 今度の人生の目標は優しく生きること。 果たしてドロシアは、暴君だった過去を清算し、新たな人生で優しく生きることはできるのか…⁉︎ 暴君様の人生を懸けた、更生が始まる!
(LINEマンガより引用)

原作:Ramguel(람글) 作画:KAKON(카콘)

韓国語題名:폭군님은 착하게 살고 싶어

現在LINE漫画で公開されている話以降の内容を書いていきます。

以下小説ネタバレ注意

ドロシーが皇帝に会った後、すぐにレイモンドが駆けつけました。「すごく驚いたよ!」彼は笑いながらドロシーを抱きしめます。「僕は信じてたよ! 君にも精霊の力があるって! ドロシー、本当におめでとう!」彼は興奮した声で何度もドロテアを祝います。この力が彼には脅威になるかもしれないのに、どうして喜ぶことができるのだろうとドロシーは複雑な心境です。「ドロシー、さっき君が精霊を呼んだ時の驚いたみんなの顔を見た?特にネレウスの表情!本当に面白かったよ。」レイモンドは、その様子が痛快だったと話します。「君が会場を出た後、みんな君の話をしていたよ。それに君の力は僕とは比較にならないほど強かったでしょ。」「…レイモンド。言っておくけど、あれは私がやりたくてやったわけでなくて…。」ドロテアは歩きを止めてレイモンドに話します。イーサンは故意に光の精霊を演出しました。人々が魅了されるほど華やかで劇的に。ドロシーはその演出がレイモンドとカルナンに疑いを生じさせたのではないかと心配しています。有力貴族たちが集まる場で圧倒的な力を示すことで皇太子の座を狙っているのだと誤解されてしまったのではないかと考えたのです。「分かってるよドロシー、君もとても驚いたみたいだね。」レイモンドはいつものように明るく笑い、ドロシーの頭を軽く撫でます。「何も心配する必要はないよ。」彼の瞳はどこまでもまっすぐで純粋でした。「…あなたはもっと心配するべきだわ。」皇太子の座が揺らぐかもしれない状況で、なぜこんなにも普段通りでいられるのかとドロシーは困惑します。「ああ、確かに心配しないといけないね!今だって狼のような奴らが月に駆け寄ろうとしているみたいだ。 社交界には悪い男が多いからちゃんと警戒するんだよ!」暗い表情をしているドロシーを見てレイモンドは話します。「ドロシー、そんなに深刻に考えないで。ただ精霊の力が目覚めただけ。複雑に思わなくていいんだよ。」レイモンドはドロシーに向かって肩をすくめて笑いました。
その時、ドロシーは遠くで待っていたイーサンを発見します。「彼は…」「レイ、少しイーサンと話をしてくるわ。」「……わかったよ、ドロシー。」レイモンドはイーサンを警戒したように一度見つめるとデビュタント会場に戻っていきました。

レイモンドが消えると、イーサンは慎重に彼女に近づきます。「イーサン、私は皇帝になるつもりはないわ。」ドロシーははっきりとイーサンに伝えました。その瞬間、彼の瞳がわずかに揺れます。「皇女様も皇帝になるための正当な資格を備えました。」イーサンは縋るように彼女の手を握ります。彼はドロシーを生涯苦しめたその力をようやく贈ることができました。この力があれば彼女を今まで侮辱してきた者達を見返すことができるのです。今世では彼女が皇帝になったとしても、正当性を唱えて遮る者はいないでしょう。しかし、ドロシーはすでに心を決めたように淡々とした様子で話します。「過去の私の愚行を覚えているのなら分かるはず。私には既に皇帝になる資格なんてない。」たとえ時間ごと消えてしまったとしても、ドロシーには多くの人を苦しめた過去があります。レイモンドを、ジュリアを、テオンを、多くの民を、そしてイーサンまで。それを無かったことにして再び皇位を望むのは許されないことだとドロシーは考えます。

しかしイーサンは何とか彼女を説得しようとしました。「それはたった一度の失敗です。どんな人間でも失敗することはあるでしょう。失敗を糧にしてより良い成功を遂げれば良いのです。今のあなたには成功のための全ての条件が整っています。ただ目的に向かって進むだけで全てを叶えることができます。」「ごめんなさいイーサン。今の私にとって皇位はあまりに重すぎるの。」イーサンの説得も虚しく、ドロシーは依然として首を横に振ります。皇帝になるために歩いていかなければならない道、そして皇帝になった後の重責、それを思い出せば息が詰まるような心地でした。ただ贖罪のためだけではなく、その道を再び歩む覚悟が今のドロシーには無かったのです。

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