ゆるゆる感想記

お酒好きな平凡オタク芸大生。美術館に行ったり御朱印集めをしたりするのが趣味です✨ミニチュア収集やカフェ巡りも大好き!こちらのブログでは海外小説の感想やお酒のレビューなど色々と雑多に書いていきます。OFUSE:https://ofuse.me/74f9b36d Twitter:@yuruyurukansou1

「暴君様は優しくなりたい」翻訳 原作小説感想&ネタバレ79 結末まで

LINE漫画で配信中の「暴君様は優しくなりたい」の先のストーリーが気になり、韓国の原作小説を読み始めました。
当サイトでは、現在LINE漫画で公開されている話以降の内容と感想を結末まで少しづつ書いていこうと思います!

「暴君様は優しくなりたい」あらすじ

暴君様は更生中! 帝国ウベラの暴君だったドロシア・ミリオネア。 目の前のものを全て排除し、奪い、貪欲に食べ尽くす「悪」だった彼女はついに愛する人に恨まれ、処刑されてしまう。 けれど…目を覚ましてみると、幼少期に戻っていた⁉︎ もしかしてこれは、悪と後悔に染まった人生を逆転させるチャンスか? 今度の人生の目標は優しく生きること。 果たしてドロシアは、暴君だった過去を清算し、新たな人生で優しく生きることはできるのか…⁉︎ 暴君様の人生を懸けた、更生が始まる!
(LINEマンガより引用)

原作:Ramguel(람글) 作画:KAKON(카콘)

韓国語題名:폭군님은 착하게 살고 싶어

現在LINE漫画で公開されている話以降の内容を書いていきます。

以下小説ネタバレ注意

回想が終わり、場面はデビュタント会場に戻ります。
「説明しなさい、ドロシア。」「…私にもよく分かりません。」「分からない?」皇帝が苛ついたように顔を歪めます。「私も知らないうちに突然起きたことでした。」ドロシーはごまかすように答えます。精霊の力などこれまで使えたこともない彼女でしたが、イーサンから与えられた力が皇帝やレイモンドの力よりもはるかに強いということだけは分かります。皇位継承権のない一介の皇女が持つにはあまりに危険な力でした。「再び精霊を呼んでみなさい。」皇帝は鋭敏な目でドロシーを見つめます。今まで一度たりとも向けられたことのない、非常に強い関心でした。 ドロシーは心の中で嘲笑します。(精霊の力があるというだけでこんなにも興味を示すのね。精霊の力以外、私は何ひとつ変わっていないというのに。)皇位への欲を捨てた彼女は堂々と首を振りました。「できません、陛下。」すると皇帝が再び眉間にしわを寄せます。「さっきデビューサークルでやった通りにやってみなさい。神経を集中させるんだ。」

皇帝は直接精霊を呼び出して手本を見せました。(偉大な皇帝陛下が邪魔者の皇女のために親切に精霊を呼んでくださるなんて。本当に想像もできなかったことだわ。)ドロシーは込み上げてくる笑いを必死に抑えます。「陛下、私に精霊の力があることが重要ですか?」ドロシーが尋ねます。「どうせ皇太子はレイモンドで、私の精霊の力は使う機会もないはずです。」たまに年次行事の時に皇族として披露することはできるでしょう。しかし、光の精霊が実質的に使われることはありません。皇帝は冷たい表情で彼女を見ます。「少なくともミリオネアが終わったという侮辱はもう聞くことがないだろう。」「ミリオネアが終わった?」「精霊の加護が消えた権威のない皇室だという声を聞かなくてもいいという意味だ。」精霊を呼び出せないミリオネアは偉大な皇室の崩壊点であり、滅亡の始まりであり、衰退の起源でした。だから皇帝は安堵したのです。自分の子がミリオネアの終末ではないと。愛する妻を犠牲に生まれた子供が終末であるはずがないのだと。「お前もそれは望んでいないはずだ。」皇帝は冷静な目で彼女を見つめます。彼の言葉通り、ドロシーも自分が精霊の加護が消えた最初のミリオネアであることをずっと受け入れられずにいました。しかし、それは否定しようのない事実なのです。悲劇的に彼女で精霊の加護は終わりを迎え、彼女の死後、精霊はイーサン・ブロンテという新しい契約者を見つけました。ドロシーの口から堪えきれない笑いが零れます。皇帝はそのようなドロシーを見て怒りを露わにします。「お前にはこの問題が軽く見えるのか!」「…いいえ全く。」この問題を世界の誰よりも重く背負っているのは紛れもなくドロシーでした。「それを知っていれば精霊の力がどれほど重要なのか分かるだろう。これからレイモンドを通じて精霊の力を扱う方法を学びなさい。」皇帝は答えのないドロシーを見つめます。亡き妻によく似た容姿ですが、彼女が一体何を考えているのか全く読むことができません。「そしてお前の宮殿をレナスコル宮殿に移そう。侍女や護衛騎士の数も増やす。今からは正当なミリオネアとしての分け前を与えなければならない。」「これまでの私は正当ではないミリオネアでしたね。」皇帝は、自分の失言に気づいたのか表情を固めたものの、言葉を訂正することはありませんでした。「陛下の意はよく分かります。」ドロシーは頭を下げるとその場を離れていきました。

閲覧ありがとうございました~!またお会いできたら嬉しいです(♡ᴗ͈ˬᴗ͈)

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