ゆるゆる感想記

お酒好きな平凡オタク芸大生。美術館に行ったり御朱印集めをしたりするのが趣味です✨ミニチュア収集やカフェ巡りも大好き!こちらのブログでは海外小説の感想やお酒のレビューなど色々と雑多に書いていきます。OFUSE:https://ofuse.me/74f9b36d Twitter:@yuruyurukansou1

「暴君様は優しくなりたい」翻訳 原作小説感想&ネタバレ81 結末まで

LINE漫画で配信中の「暴君様は優しくなりたい」の先のストーリーが気になり、韓国の原作小説を読み始めました。
当サイトでは、現在LINE漫画で公開されている話以降の内容と感想を結末まで少しづつ書いていこうと思います!

「暴君様は優しくなりたい」あらすじ

暴君様は更生中! 帝国ウベラの暴君だったドロシア・ミリオネア。 目の前のものを全て排除し、奪い、貪欲に食べ尽くす「悪」だった彼女はついに愛する人に恨まれ、処刑されてしまう。 けれど…目を覚ましてみると、幼少期に戻っていた⁉︎ もしかしてこれは、悪と後悔に染まった人生を逆転させるチャンスか? 今度の人生の目標は優しく生きること。 果たしてドロシアは、暴君だった過去を清算し、新たな人生で優しく生きることはできるのか…⁉︎ 暴君様の人生を懸けた、更生が始まる!
(LINEマンガより引用)

原作:Ramguel(람글) 作画:KAKON(카콘)

韓国語題名:폭군님은 착하게 살고 싶어

現在LINE漫画で公開されている話以降の内容を書いていきます。

以下小説ネタバレ注意

イーサンは彼の懇願を拒絶するドロシーを見て諦めたように笑います。「……きっと喜んでくれると…皇帝になりたいと言ってくれるだろうと思っていました。」回帰前はそうだったから。精霊の力を欲して苦しみ続ける彼女をずっとそばで見てきたから。イーサンは精霊の力を贈ることで彼の想いをドロシーに知ってほしいと願いました。しかし彼女は彼が準備した最高の贈り物さえも拒否しました。「僕がすることはいつもあなたの役に立たないことばかりですね。」イーサンは悔しそうに拳を握ります。今度こそは絶対に喜んでもらえるだろうと確信していた贈り物さえ彼女には必要のないものでした。僕は一体あなたに何を捧げればよかったのか。あなたのために何をしなければならなかったのか。考え込むイーサンにドロシーは精霊石を差し出します。彼が精霊石を自分に与えた理由を知っているので、ドロシーはこれを返すべきだと考えたのです。自分は彼の願いを聞くことができないから。ドロシーが精霊石を返そうとすると、イーサンは首を横に振りました。「必要な時が来るかもしれないので皇女様が持っていてください。」彼女のために見つけた石だったので、イーサンには不要なものでした。彼が捧げた無意味な努力の結晶。イーサンはそれ一つだけはどうか受け入れてほしいと願いました。いつか自分が子孫を残さずにこの世から消えれば、ルクスとの契約は精霊石の所有者である彼女に譲渡されるはずであり、ドロシーの血こそが偉大な精霊の源になるだろうと考えたのです。その時、デビューサークルの終わりを知らせる鐘の音が聞こえました。宴会の始まりです。何も無かったかのようにイーサンは明るく笑いました。「ケーキを楽しみにしていましたよね?会場に戻って食べにいきましょう!」

一方その頃、ドロシーと別れたレイモンドがデビュタントボールに戻ったとき、ジュリアが待っていたように彼に駆けつけました。「レイ!」「テオンは?」レイモンドは戻ってくるとすぐにテオンの状態を確かめます。デビューサークルの途中で行われた突然の消灯はテオンの精霊の力の暴走によるものでした。「もう大丈夫よ。さっき皇女様の精霊のおかげで解消したみたいだわ。」ジュリアはレイモンドを連れてテオンのいる場所に向かいます。テオンは舞踏会の片隅に置かれた古い椅子に疲れた表情で座っていました。「テオン、大丈夫?」「レイ、ごめんね。大きな騒ぎを起こしてしまって…。」「平気だよ。幸い、みんなそのことには関心もないみたいだ。」「そういえば皇女様は?あの精霊の力は本当に皇女様のものなの?」「うん、僕と陛下の力じゃなかったから。」「じゃあ…」「ドロシーの宮殿をより良い場所に移すことになったよ。おそらく使用人達も新たに選ぶことになるだろう。」レイモンドがテオンのそばに座って話します。


するとジュリアがテオンと気まずそうに目を合わせた後、レイモンドに尋ねます。「レイ、あなたは大丈夫なの?」「僕?何が?」「私は精霊の力についてよく分からないけど、皇女様の力、ものすごく強く見えたから。」その言葉にレイモンドは笑って答えます。「君たちが何を案じているかは分かるけど、何も心配いらないよ。」「皇女様は欲がない方だと思う?」「いや、それは分からない。」レイモンドは肩をすくめます。彼が知っているドロシーはいつも冷静で慎重でしたが、だからといって皇位に全く欲がないかと言えばそれでもないようでした。彼女はレイモンドの皇太子の座や父の話題になるといつも鋭敏に反応します。その上、様々な才能に溢れていたので、精霊の力さえあれば皇帝になっても全くおかしくはありません。「どうしてそんなに冷静でいられるの?」ジュリアは心配そうに尋ねます。「ドロシーが皇位に欲があるのかないのか分からなくても、自分の心はよくわかるから。」「あなたの心?」ジュリアが問いかけますが彼は明るく笑うだけでした。

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