ゆるゆる感想記

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「暴君様は優しくなりたい」翻訳 原作小説感想&ネタバレ70 結末まで

LINE漫画で配信中の「暴君様は優しくなりたい」の先のストーリーが気になり、韓国の原作小説を読み始めました。
当サイトでは、現在LINE漫画で公開されている話以降の内容と感想を結末まで少しづつ書いていこうと思います!

「暴君様は優しくなりたい」あらすじ

暴君様は更生中! 帝国ウベラの暴君だったドロシア・ミリオネア。 目の前のものを全て排除し、奪い、貪欲に食べ尽くす「悪」だった彼女はついに愛する人に恨まれ、処刑されてしまう。 けれど…目を覚ましてみると、幼少期に戻っていた⁉︎ もしかしてこれは、悪と後悔に染まった人生を逆転させるチャンスか? 今度の人生の目標は優しく生きること。 果たしてドロシアは、暴君だった過去を清算し、新たな人生で優しく生きることはできるのか…⁉︎ 暴君様の人生を懸けた、更生が始まる!
(LINEマンガより引用)

原作:Ramguel(람글) 作画:KAKON(카콘)

韓国語題名:폭군님은 착하게 살고 싶어

現在LINE漫画で公開されている話以降の内容を書いていきます。

以下小説ネタバレ注意

先代フリード大公も皇帝も、テオンを心配していました。もともと大公家が持つ闇の力は恐怖の対象だったからです。初代フリードがミリオネアに皇帝の席を渡して大公の家門に退いたのもそのことが理由でした。その力をきちんと統制できない精霊士がいるということが世間に知られてしまったら、 人々は恐怖に震えてテオンを傷つけようとするでしょう。そのため、彼は闇の精霊の力を周囲に隠して生きてきました。
しかし、婚約者であるドロテアには正直に話すべきなのではないだろうか。彼は何度も躊躇しました。しかし、彼を純粋に愛してくれるドロテアの前に立つと、どうしてもその話題を口に出すことができませんでした。光の精霊に対してコンプレックスを持つ彼女に、精霊の話をするのは難しいことでした。お互いに沈黙し続けた日々。 そうして少しずつ歪んだ運命。 誰がこの悲劇を作り出したのでしょうか。ドロテア?レイモンド? それともテオン、イーサン、カルノン? 最初のミリオネアとフリード?結局はその全てが複雑に絡み合って作られた破滅でした。テオンは俯いたまま涙を流します。   

イーサンはそのようなテオンを見て考えます。人々はなぜ精霊をそんなに重要に考えるのだろう。こうしてたくさんの人々に害をもたらす存在なのに。迷信のような精霊ではなく、 人間そのものの実力で権力を握らなければならない時代が到来したのだとイーサンは感じました。新しい皇帝として君臨するドロテア・ミリオネアと、彼女の右腕であるイーサン・ブロンテはその新しい時代を証明するでしょう。「旧時代の象徴の所有者であるあなたは、最後の時間をどうか楽しんでください。」イーサンはテオンに優しく囁き、自分の勝利を確信しました。

しかし、輝かしい未来を描いていたイーサンの想像とは裏腹に、現実は非情でした。レイモンドから皇位を簒奪したドロシーを多くの貴族たちが非難します。正統な皇帝として国民から慕われる立派な国を作ろうと目標を掲げていましたが、結局は反発を抑えるために粛清が必要でした。その過程の中で、いつも強靭だったドロシーの心が次第に崩れ始めます。彼女は自分の権威と皇帝らしさを証明しなければならないという強迫観念に陥りました。「この行動は皇帝らしい?」ドロシーは毎日のようにイーサンに質問しました。食べ物を食べる時も、服を着る時も、どこかに行く時も。彼女は全ての神経を使って自分を理想の皇帝の枠に閉じ込めました。そんなことをしなくてもあなたは皇帝として十分輝けるのに。周囲の言葉に閉じ込められたあなたを見ようと皇帝にしたわけではないのに。イーサンには虚しさが募ります。

彼女の強迫観念はテオンに対しても同様でした。テオンの心を得られないドロシーが彼のためにできることは、ただ目に見える物質的な贈り物だけでした。彼女は強迫的に贅沢に陥りました。 皇帝らしくあるために、そしてテオンの心を得るために。孤独の中でも常に眩しく輝いていた彼女は、いつの間にか光を失っていました。夜になると、ドロシーは不眠症に苦しみ、 健康さえ損なうようになりました。イーサンは壊れつつある彼女を何とか救わなければと奔走します。

周囲から正統な皇帝として認められるためにはやはり精霊の力が必要なのだと考えたイーサンは、光の精霊石を探します。光の精霊石とは精霊の力の起源と呼ばれる石であり、初代ミリオネアが光の精霊王と契約したときに授かった石でした。記録によると、精霊石は精霊界と人間界を結ぶための役割を果たしたとされており、精霊石を所持すると精霊の力が増幅される効果があるようです。しかし、精霊石は約百年前から行方が分からなくなっており、ミリオネアの精霊の力が衰退するようになったのもそれがきっかけでした。「その石があれば、 陛下も精霊を扱うことができるかもしれない。」もし精霊を扱えなくても、数百年行方知れずだった精霊石を見つければ最小限の名分は得られるでしょう。イーサンは心血を注いで精霊石の在処を探ります。しかし、百年前に失われた精霊石を簡単に見つけ ることはできませんでした。そして、光の精霊石を探す別の人がいることを知りました。

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