「暴君様は優しくなりたい」原作小説ネタバレ⑧ 結末まで

LINE漫画で配信中の「暴君様は優しくなりたい」の先のストーリーが気になり、韓国の原作小説を読み始めました。
当サイトでは、現在LINE漫画で公開されている話以降の内容と感想を結末まで少しづつ書いていこうと思います！

「暴君様は優しくなりたい」あらすじ

暴君様は更生中！帝国ウベラの暴君だったドロシア・ミリオネア。目の前のものを全て排除し、奪い、貪欲に食べ尽くす「悪」だった彼女はついに愛する人に恨まれ、処刑されてしまう。けれど…目を覚ましてみると、幼少期に戻っていた⁉︎ もしかしてこれは、悪と後悔に染まった人生を逆転させるチャンスか？今度の人生の目標は優しく生きること。果たしてドロシアは、暴君だった過去を清算し、新たな人生で優しく生きることはできるのか…⁉︎ 暴君様の人生を懸けた、更生が始まる！
（LINEマンガより引用）

原作：Ramguel（람글）　作画：KAKON（카콘）

韓国語題名：폭군님은 착하게 살고 싶어

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現在LINE漫画で公開されている話以降の内容を書いていきます。

以下小説ネタバレ注意！

ドロシーの違和感

ドロシーがパイを片付けて戻ってくると、その場にはイーサンしかいませんでした。2人はどこへ行ったのか聞くドロシーに、イーサンは2人はキッチンに行ったようだと答えます。クララに子供たちの様子を見に行ってもらい、ドロシーは立ったまま待たせてしまっていたイーサンをもてなそうと彼を連れて自身の部屋に向かいます。部屋に辿り着くとキッチンにいたはずのジョイとポーがドロシーの部屋の前に立って手を振っていました。ドロシーは何となく違和感を感じながらも4人で部屋に入ります。するとテーブルの上にイチゴやブルーベリーなどのフルーツが入った籠が置いてありました。ジョイは「皇女様！僕たちもちゃんと働けますよ！」と話します。「カビの生えたパイを食べようとしたことを叱ったからこんなことを？あなたたちの健康が心配で言ったのよ。」ドロシーはジョイとポーの健気さに上機嫌になっているのを隠して2人を諭します。みんなでフルーツを食べようと籠を持ち上げた時、1枚のハンカチが下に敷いてあったことに気づきます。何とそれはテオンから貰った大切なハンカチでした。

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大切なハンカチ

ハンカチは果物の汁が染み付いてしまっています。ドロシーは思わず固まってしまいます。彼女はテオンから貰ったハンカチを汚れどころか埃すら付かないように、何よりも大切に扱ってきました。「なぜハンカチを下に敷いたの？」「水が垂れてしまうので何か下に敷くべきだと思って…」「それならトレイか何かを持ってくるべきでしょ。皇女の私物を勝手に触ってはいけないわ。」ドロシーもジョイとポーに悪意などは一切無いことは分かっています。せっかくの2人の善意をハンカチ1枚で台無しにしてはいけないことも。

イーサンへの疑念

ドロシーは必死に感情を抑えますが表情まで抑えることはできません。彼女の辛そうな顔を見てジョイとポーは必死に謝ります。「おやつに皇女様の好きなフルーツを待っていけば喜んでもらえると聞いて…」謝罪しながら零したジョイの言葉に、ドロシーはふとイーサンに視線を向けます。「…私は2人が皇女様の役に立ちたいと言うので助言をしたまでです。」答えるイーサンに「水が零れてはいけないから下に何か敷くように言ったのもあなたではありませんか！」とジョイが叫びます。「皇女様のお部屋を汚してしまうことを心配して言っただけです。まさか皇女様の私物を使うだなんて思いませんでした。自分の過ちを私のせいにしようとしているんですか？」イーサンは悲しげな声で答えました。同情を誘うようなその声と姿に多くの人が騙されることでしょう。しかし1度目の人生でイーサンと深く関わってきたドロシーは知っています。彼がいかに狡猾で周囲の人間を欺くのが得意であるのかを。彼女はこの出来事がイーサンの企みであることを確信していました。

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