LINE漫画で配信中の「暴君様は優しくなりたい」の先のストーリーが気になり、韓国の原作小説を読み始めました。
当サイトでは、現在LINE漫画で公開されている話以降の内容と感想を結末まで少しづつ書いていこうと思います!
「暴君様は優しくなりたい」あらすじ
暴君様は更生中! 帝国ウベラの暴君だったドロシア・ミリオネア。 目の前のものを全て排除し、奪い、貪欲に食べ尽くす「悪」だった彼女はついに愛する人に恨まれ、処刑されてしまう。 けれど…目を覚ましてみると、幼少期に戻っていた⁉︎ もしかしてこれは、悪と後悔に染まった人生を逆転させるチャンスか? 今度の人生の目標は優しく生きること。 果たしてドロシアは、暴君だった過去を清算し、新たな人生で優しく生きることはできるのか…⁉︎ 暴君様の人生を懸けた、更生が始まる!
(LINEマンガより引用)
原作:Ramguel(람글) 作画:KAKON(카콘)
韓国語題名:폭군님은 착하게 살고 싶어
現在LINE漫画で公開されている話以降の内容を書いていきます。
以下小説ネタバレ注意!
一番近くの席で
演奏がクライマックスを迎えると大きな拍手喝采が起こります。「指先から奏でる音色のひとつひとつに魂がこもっているようでした!」「公爵家にこんな天才が隠れていたなんて!」会場はイーサンへの賛辞で溢れていました。貴族たちの注目を一身に受けるイーサンを遠くで眺めていると、ふと彼と目が合います。するとイーサンは「皇女様!」と明るく笑いながらドロシーのもとへ一直線に歩いてきます。貴族たちの視線が一斉にドロシーへと向かいました。
イーサンはドロシーの前でぴたりと止まると顔をドロシーの耳元に近づけて「たくさんの人達に見られて緊張します。」と囁きます。続けて「親しい方が近くにいてくれたらもっと上手に演奏できると思います。一緒に来てくださいますか?」と言うと、イーサンはドロシーの手をふわりと握って彼が元いた位置へと導きます。「皇女様にお似合いの席はここです。」イーサンはピアノに最も近い席へドロシーを案内すると嬉しそうに微笑みました。2人を注意深く観察する数々の視線を感じます。ドロシーが知っているイーサンならば、この行動も計算され尽くされたものでしょう。彼は人々の前で皇女との関係をわざと見せつけたのです。彼は再び視線を楽譜に落として演奏を始めます。彼の指は魔法のような旋律で会場を満たし、澄んだ音色はドロシーの胸をくすぐりました。この曲はこんなにも甘い響きを持っていただろうか?ふと楽譜と鍵盤だけに向かっていたイーサンの視線がドロシーに向かいます。唐突に目が合ったドロシーは少し驚いて目を逸らしました。そんなドロシーを見て微笑んだイーサンは、再び演奏に集中します。
貴族たちの詮索
イーサンの演奏が終わるとまた拍手と賛辞の声で会場が溢れます。それと共に「皇女様と公子様はとても親しいのですね。」「本当にお似合いです。」と2人の関係に言及する声が上がります。ドロシーはこれ以上目立つのを避けようとテラスに出ます。「召し上がりませんか?」イーサンが紅茶とケーキを持ってついてきました。ドロシーが頷くと、イーサンは横に立って「みんな私達をお似合いだと言っています。」と話します。「そうね。確かにその通りだわ。」ドロシーはその言葉が褒め言葉であると同時に蔑視でもあることを理解していました。“冷遇される皇女と公爵家の私生児”似た境遇だからこそお互い分かり合える部分が多いのだろうと周りの貴族たちは認識しています。もちろんイーサンも彼らの言葉に内包された意味を十分に理解しています。しかしイーサンはドロシーの反応にいたずらっぽい笑顔を浮かべると「私は嬉しいです。」と話します。「何が?」「皇女様は嫌ですか?」イーサンは純粋そうな表情で尋ねます。しかしドロシーはその顔を全く信用していませんでした。イーサンは不機嫌そうに眉間を寄せるドロシーを見て「やはり残酷な方だ。」と小さく呟きます。うまく聞き取れなかったドロシーが聞き返すと、イーサンはまたいたずらっぽい笑顔を浮かべるのでした。
感想
自身の華々しいデビューを飾ると共に貴族たちにドロシーとの仲を見せつけるとは…!
“やはり残酷な方だ”という言葉を見るとやはりイーサンにも回帰前の記憶がありそうですね🤔
ありがとうございました!次回の更新でまたお会いしましょう🙏✨
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