ゆるゆる感想記

お酒好きな平凡オタク芸大生。美術館に行ったり御朱印集めをしたりするのが趣味です✨ミニチュア収集やカフェ巡りも大好き!こちらのブログでは海外小説の感想やお酒のレビューなど色々と雑多に書いていきます。OFUSE:https://ofuse.me/74f9b36d Twitter:@yuruyurukansou1

「暴君様は優しくなりたい」原作小説ネタバレ⑲ 結末まで

LINE漫画で配信中の「暴君様は優しくなりたい」の先のストーリーが気になり、韓国の原作小説を読み始めました。
当サイトでは、現在LINE漫画で公開されている話以降の内容と感想を結末まで少しづつ書いていこうと思います!

「暴君様は優しくなりたい」あらすじ

暴君様は更生中! 帝国ウベラの暴君だったドロシア・ミリオネア。 目の前のものを全て排除し、奪い、貪欲に食べ尽くす「悪」だった彼女はついに愛する人に恨まれ、処刑されてしまう。 けれど…目を覚ましてみると、幼少期に戻っていた⁉︎ もしかしてこれは、悪と後悔に染まった人生を逆転させるチャンスか? 今度の人生の目標は優しく生きること。 果たしてドロシアは、暴君だった過去を清算し、新たな人生で優しく生きることはできるのか…⁉︎ 暴君様の人生を懸けた、更生が始まる!
(LINEマンガより引用)

原作:Ramguel(람글) 作画:KAKON(카콘)

韓国語題名:폭군님은 착하게 살고 싶어

 

現在LINE漫画で公開されている話以降の内容を書いていきます。

以下小説ネタバレ注意!

突然のトラブル

パーティーの舞台裏ではトラブルが起きていました。演奏予定だったピアニストが手の怪我で伴奏できなくなってしまったのです。伯爵家の音楽パーティーはとても有名で、毎回何ヶ月も前から準備をして一流の音楽家を呼びます。当日にパーティーに相応しい音楽家を呼び出すのは不可能でした。途方に暮れる伯爵夫人にイーサンが声をかけます。「失礼でなければ、私に演奏させていただけませんか?」「あなたは…?」「挨拶が遅れました。イーサン・ブロンテと申します。」ブロンテ公爵家の次男の存在は噂では聞いたことがありますが、まさかこれほど美しい子だったとはと伯爵夫人は内心驚きます。「しかし、今日演奏を予定しているのは“栄光”ですよ。」“栄光”は長年練習を重ねた優秀な演奏家でなければ弾けないほど難易度の高い曲です。しかし、イーサンは「幸いにも私がよく練習してきた曲ですね。」と答えます。こんなにも若い子が本当に弾けるのかと伯爵夫人は半信半疑でしたが、彼の実力を知りたいという興味でイーサンに演奏を頼みます。

イーサンの演奏

イーサンが黒いピアノの前に座ると、彼の輝く銀髪とのコントラストが美しく、まるで1枚の絵画のようでした。会場の誰もが会話をやめて彼の演奏が始まるのを待ちます。
彼が指を動かすと荘厳かつ強烈な“栄光”の導入部分に入ります。音を正確に奏でるだけに留まらず、音の強弱や旋律まで圧倒的な実力で、みな彼の演奏に聴き入っていました。横で待っていたバイオリンとフルートも演奏に加わり、音楽パーティーはかつてないほど完璧な仕上がりとなりました。パーティーが始まって1時間も経たないうちに会場の視線を独り占めしたイーサンを見て、ドロシーは自分の記憶以上にすごい人物だと驚きます。イーサンの演奏の腕前は天才と呼ぶに相応しく、彼は音楽の道に進むのが最適だと思えるほどです。あれほどの才能がありながらも、回帰前その道に進まなかったのは、きっと音楽家に留まるにはあまりにも政治的な欲望と支配欲が大きかったのだろうとドロシーは考えます。

感想

イーサンは素晴らしい演奏で早速パーティー会場の人々の心を掴みましたね。ピアノの腕前と求心力は回帰前の彼を知っているドロシーでさえ驚くほどです。今後イーサンは社交界での立場を更に確固たるものにしていくでしょうね。
お読みくださりありがとうございました!次回の更新でまたお会いしましょう🙏✨

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