ゆるゆる感想記

お酒好きな平凡オタク芸大生。美術館に行ったり御朱印集めをしたりするのが趣味です✨ミニチュア収集やカフェ巡りも大好き!こちらのブログでは海外小説の感想やお酒のレビューなど色々と雑多に書いていきます。OFUSE:https://ofuse.me/74f9b36d Twitter:@yuruyurukansou1

「暴君様は優しくなりたい」翻訳 原作小説感想&ネタバレ74 結末まで

LINE漫画で配信中の「暴君様は優しくなりたい」の先のストーリーが気になり、韓国の原作小説を読み始めました。
当サイトでは、現在LINE漫画で公開されている話以降の内容と感想を結末まで少しづつ書いていこうと思います!

「暴君様は優しくなりたい」あらすじ

暴君様は更生中! 帝国ウベラの暴君だったドロシア・ミリオネア。 目の前のものを全て排除し、奪い、貪欲に食べ尽くす「悪」だった彼女はついに愛する人に恨まれ、処刑されてしまう。 けれど…目を覚ましてみると、幼少期に戻っていた⁉︎ もしかしてこれは、悪と後悔に染まった人生を逆転させるチャンスか? 今度の人生の目標は優しく生きること。 果たしてドロシアは、暴君だった過去を清算し、新たな人生で優しく生きることはできるのか…⁉︎ 暴君様の人生を懸けた、更生が始まる!
(LINEマンガより引用)

原作:Ramguel(람글) 作画:KAKON(카콘)

韓国語題名:폭군님은 착하게 살고 싶어

現在LINE漫画で公開されている話以降の内容を書いていきます。

以下小説ネタバレ注意

イーサンはドロシーの代わりに政務をこなす中で絶望を感じていました。民衆も貴族たちも皇帝に対する不満で溢れています。イーサンがドロシーと作りたかった国はこんなものではありませんでした。ついに貴族会議で皇帝を失脚させようという動きが生まれます。皇帝のもとで共に贅沢を楽しんでいた彼らが彼女を糾弾していることにイーサンは怒りを感じます。この場には己の利益だけを追求する貴族しか存在しません。心から国の未来を思い、皇帝の暴政に対して苦言を呈して正しい道へ導こうとしてくれていた貴族たちはドロシーとイーサンが追放してしまっていたからです。全てが自業自得の現状であることに気付き、イーサンは呆然とします。貴族たちはイーサンを新たな皇帝にしようと騒ぎ立てます。「あなた方がこの席にいるのは皇帝陛下のおかげでしょう。」イーサンが怒りを抑えた震える声で抗議します。「その陛下が国務を完全に放棄なさってしまっているのです!我が国には新たな皇帝が必要です!」貴族たちの勢いは止まりませんでした。

「やはり精霊石が必要だ。」全てのきっかけは精霊の力によるものでした。失墜した皇帝の威厳を取り戻すためには、もはや精霊石を見つけるしか方法がありません。

「皇帝陛下の状態を見るに、どうせ長くはないはずです。」「どうせ近いうちに亡くなる運命の暴君なら処刑する方が民の怒りを抑えるのに良いでしょう。」貴族たちはそう言ってイーサンを見つめました。彼らの言う通り、 ドロシーは死んだような毎日を過ごしていました。彼女が好きだった食べ物や花や宝石を持っていっても、喜んでくれることはなくなりました。彼女が少しでも人生に希望を取り戻してくれるようにと毎日彼女の美しさと素晴らしい才能を褒めてみても彼女は何の反応も示しませんでした。そして結局イーサンもこの先の惨劇を受け入れるしかなかありませんでした。イーサンはふとテオンの言葉を思い出します。「君は私が死んだ後にどんな未来を描いているんだろうな。」テオンの勝利を認めざるを得ませんでした。イーサンは四方から押し出される津波を防ぐことができなくなっていたのです。

暴君の処刑を控えた最後の夜。イーサンは最後に、儚い希望を握ってドロシーのもとを訪ねました。「明日、貴女を処刑するために人々が蜂起します。」彼は貴族たちの計画をドロシーに暴露しました。しかし、彼女は口を閉ざしたまま静かに彼を見つめます。混濁した瞳には何も映ってはいませんでした。「怒らないのですか?」イーサンは震える声で尋ねますが、彼女は糸が切れた人形のようにただ無気力に座っています。「逃げようともなさらないのですか?」イーサンの声に怒気がこもります。「国婿の座を私にください。 そうしてくだされば私が何とかします。」それさえ約束してくれれば、イーサンは自分のすべてを捧げてドロシーを守ることができました。 彼女の隣に立つ権利を与えてくれるのなら。しかし、ドロシーは依然として口を閉じているだけでした。

「国婿の席を私に与えなければ僕が皇帝になるでしょう!」イーサンは初めてドロシーを脅迫しました。「あなたが最後まで僕を受け入れてくださらないのであれば、僕もあなたに背中を向けます。僕がほんの少しでもあなたにとって価値がある存在なら、僕を受け入れてください。」すると、固く閉じていたドロシーの唇がゆっくり開かれます。「勝手にして。 国婿の座は渡せない。」彼女にとってイーサン・ブロンテは何の意味もない存在であるかのように、彼女は彼の最後の懇願までも完璧に切り捨てました。イーサンは怒りで体が震えるのを感じます。「一体あの男があなたのために何をしたというのですか!」イーサンはドロシーに叫びます。もはや怒りも絶望も憎しみも隠すことはできませんでした。しかし、 ドロシーは彼の激しい感情に直面してもじっと彼を見つめて口を開きます。「テオンは…私の全てだったのよ。」彼女の一言は彼の世界を揺さぶりました。では、テオンを死に追いつめた僕はあなたを○したも同然の存在だということですか?イーサンは泣くこともできず、乾いた笑いが零れます。「そうですか。それがあなたの選択なら私も従います。どうか後悔なさらないでください。」最も後悔するのは彼女ではなく自分であることを知りながら、イーサンはその言葉をドロシーに残して去っていきました。 

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