ゆるゆる感想記

お酒好きな平凡オタク芸大生。美術館に行ったり御朱印集めをしたりするのが趣味です✨ミニチュア収集やカフェ巡りも大好き!こちらのブログでは海外小説の感想やお酒のレビューなど色々と雑多に書いていきます。OFUSE:https://ofuse.me/74f9b36d Twitter:@yuruyurukansou1

「暴君様は優しくなりたい」翻訳 原作小説感想&ネタバレ75 結末まで

LINE漫画で配信中の「暴君様は優しくなりたい」の先のストーリーが気になり、韓国の原作小説を読み始めました。
当サイトでは、現在LINE漫画で公開されている話以降の内容と感想を結末まで少しづつ書いていこうと思います!

「暴君様は優しくなりたい」あらすじ

暴君様は更生中! 帝国ウベラの暴君だったドロシア・ミリオネア。 目の前のものを全て排除し、奪い、貪欲に食べ尽くす「悪」だった彼女はついに愛する人に恨まれ、処刑されてしまう。 けれど…目を覚ましてみると、幼少期に戻っていた⁉︎ もしかしてこれは、悪と後悔に染まった人生を逆転させるチャンスか? 今度の人生の目標は優しく生きること。 果たしてドロシアは、暴君だった過去を清算し、新たな人生で優しく生きることはできるのか…⁉︎ 暴君様の人生を懸けた、更生が始まる!
(LINEマンガより引用)

原作:Ramguel(람글) 作画:KAKON(카콘)

韓国語題名:폭군님은 착하게 살고 싶어

現在LINE漫画で公開されている話以降の内容を書いていきます。

以下小説ネタバレ注意

その翌日、ドロシーは貴族たちに捕らえられ、あっという間に処刑場へと向かわされました。ドロシーが処刑場にたどり着くのを待っていたその時、ブロンテ公爵家の侍従がイーサンのもとへ急いだ様子でやってきました。「精霊石を見つけました!」自ら輝きを放つ美しく奇妙な宝石。百年以上行方が分からなくなっていたミリオネアの宝物が今やっと彼の手に渡りました。運命は最後まで彼を嘲笑しました。 ドロシーが処刑場に向かうこの時、 今や光の精霊石が手に入ったところで何の意味があるのでしょう。あと数ヶ月だけでも早く発見できていたら、このような状況にはなっていないはずなのに。最後の瞬間にやってきた希望はただキラキラと輝きながら彼を嘲笑していました。

しばらくして、処刑場にドロシーが現れます。血まみれになった素足。すぐに倒れてもおかしくないほど力のない一歩。その危うい一歩一歩が自分の心臓を締めつけているようで、イーサンは下唇をぎゅっと噛みました。
彼女のもとに駆けつけたい衝動を必死に抑えます。すぐに彼女を安全で暖かい場所に連れて清潔な水で洗い、温かいスープを与え、ふわふわのベッドで横になって愛していると囁きたかった。しかし、そのすべてが叶うはずもない夢であることを彼はあまりにも多くの傷を通して学びました。イーサンはドロシーと最後の会話を交わします。「もう国婿になることまでは望んでいません。」イーサンは自分の最後の望みまで手放しました。「生きたいと…その一言だけでいいんです。」どうか僕があなたを生かすことを許可してください。「その言葉を言ってくだされば、何とかしてみせますから…」彼はドロシーに懇願するように近づいて手を差し出します。「ごめんなさい、 イーサン。」ドロシーは彼の手を避けて顔を背けました。 彼の小さな希望すら許さないとでも言うように。イーサンはやりきれない感情を隠すために瞳を閉じます。「あなたは…聖君になりなさい。」ドロシーの言葉は彼にとって理解のできないものでした。あなたは全てを諦めてこの世を去るつもりなのかと怒りが湧きます。「受け取ってください。」彼が出した手には精霊石がありました。しばらくその宝石を眺めていたドロシーは、その正体に気づいたようでしたが、結局彼女の意思は変わりませんでした。「あなたは世界の誰よりも残酷な方です。」イーサンは流れる涙を止めることができませんでした。「だから人々は私を暴君と呼ぶのね。」ドロシーが俯いたままのイーサンに向かって呟きます。

そしてついにドロシーは断頭台に上がります。罪人ドロシア・ミリオネアの登場に人々がさらに騒々しくなりました。 人々は口々に彼女を非難しています。彼女が背負うべき罪だけではなく、他の人々の罪まで全部背負っても彼女は淡々と落ち着いていました。むしろ恐怖に震えているのはイーサンの方でした。激しく心臓が鳴り、 不安と絶望のあまり呼吸ができません。彼はドロシーの最期を見る勇気がなく、遠くへ走り出します。人混みをかき分けて、ただひたすら一心不乱に遠くへ逃げました。

閲覧ありがとうございました~!またお会いできたら嬉しいです(♡ᴗ͈ˬᴗ͈)

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