「暴君様は優しくなりたい」韓国原作小説ネタバレ感想① 結末まで

【公式】2023年開設ブログ

LINE漫画で配信中の「暴君様は優しくなりたい」の先のストーリーが気になり、韓国の原作小説を読み始めました。
当サイトでは、現在LINE漫画で公開されている話以降の内容と感想を結末まで少しづつ書いていこうと思います！

「暴君様は優しくなりたい」あらすじ

暴君様は更生中！帝国ウベラの暴君だったドロシア・ミリオネア。目の前のものを全て排除し、奪い、貪欲に食べ尽くす「悪」だった彼女はついに愛する人に恨まれ、処刑されてしまう。けれど…目を覚ましてみると、幼少期に戻っていた⁉︎ もしかしてこれは、悪と後悔に染まった人生を逆転させるチャンスか？今度の人生の目標は優しく生きること。果たしてドロシアは、暴君だった過去を清算し、新たな人生で優しく生きることはできるのか…⁉︎ 暴君様の人生を懸けた、更生が始まる！
（LINEマンガより引用）

原作：Ramguel（람글）　作画：KAKON（카콘）

韓国語題名：폭군님은 착하게 살고 싶어

現在LINE漫画で公開されている話以降の内容を書いていきます。

以下小説ネタバレ注意！

隣国ハルク王国との国際行事

隣国ハルク王国の王族たちがやってくることとなり、ドロシーは彼らを迎え入れる準備を任されます。幸い回帰前の人生でハルク王国についての知識は得ているドロシーですが、1つだけ懸念点がありました。

回帰前でのハルク王国との関係

回帰前の人生で皇帝になったドロシーは多くの国と争い領土を拡大しました。その内の1つがハルク王国です。そしてハルク王国との戦争のきっかけはイーサンにありました。ハルク王国の王子ネレウスの婚約者であるモニカがイーサンに心を奪われてしまい、ネレウスに対して婚約破棄を要求するのです。イーサンは自分に惚れた女性にわざと親切な対応をして翻弄するといった悪癖がありました。ネレウスは婚約者を誘惑したとしてイーサンに抗議しますが、それに対してイーサンは「あなたに魅力が無いのが原因なのに他人のせいにするなんて。ハルク王国の未来が心配ですね。」と嫌味を返します。その返答はネレウスの怒りに油を注ぎ、両国の関係は悪化します。そしてネレウスの即位後、ハルク王国からの攻撃によって戦争が勃発します。回帰前の皇帝になったばかりのドロシーにとっては、自身の実力を示し完全に軍権を握る良い機会になった出来事でしたが、回帰後はそうした事態は防ごうとドロシーは考えます。そのためには、イーサンをネレウス達に会わせないようにすることが重要です。公爵家の者としてハルク王国の王族たちに歓迎の挨拶をする予定のイーサンにドロシーはやめるように伝えます。イーサンはそれを受け入れますが、代わりにドロシーのデビュタントパートナーとして自分を選んでほしいとお願いします。

回帰前のドロシーのデビュタント

回帰前のドロシーはデビュタントのパートナーを探すのにとても苦労しました。エピステーメ(学校)に通うことを許されなかったため親しい貴族の友人はおらず、皇帝から冷遇されていたことから周囲からも軽視されていました。貴族たちにとって彼女のパートナーになることは罰ゲームのようなものでした。兄のレイモンドがパートナーになると名乗り出ますが彼を深く憎んでいたドロシーは、そのような惨めな思いをするくらいなら1人でいいと拒絶します。そのため、レイモンドは親しい友人であるテオンにドロシーのパートナーになってほしいと頼みます。デビュタントの場にパートナー無しで皇女が現れれば皇室の威厳に傷が付くと考えた皇帝も、皇命でテオンをドロシーのパートナーとして指名します。
強制的にドロシーのパートナーになったテオンですが、彼はドロシーに対してとても優しく接します。それをきっかけにドロシーは恋に落ち、テオンと結婚したいと強く願うようになったのです。力のある大公家と縁を結ぶことは皇帝にとっても都合がいいため、2人は婚約関係になりました。

感想

回帰前はハルク王国と苛烈な戦争を繰り広げましたが、今世ではそれを阻止しようと奮闘している点にドロシーの成長が感じられます。デビュタントパーティーの話をしていますが、現在のドロシーは12～10代半ば(?)くらいで、回帰前のデビュタントは20歳で行われたのでまだ随分と先の話のようです。あまりに気が早いように感じられますが、今回は自分がパートナーになりたいという強い気持ちが伝わってきますね(笑)回帰前のドロシーとイーサンが出会ったのはどのくらいの時期なのでしょうか？
今後のハルク王国の人々に関する展開も気になります。