LINE漫画で配信中の「暴君様は優しくなりたい」の先のストーリーが気になり、韓国の原作小説を読み始めました。
当サイトでは、現在LINE漫画で公開されている話以降の内容と感想を結末まで少しづつ書いていこうと思います！
「暴君様は優しくなりたい」あらすじ
暴君様は更生中！ 帝国ウベラの暴君だったドロシア・ミリオネア。 目の前のものを全て排除し、奪い、貪欲に食べ尽くす「悪」だった彼女はついに愛する人に恨まれ、処刑されてしまう。 けれど…目を覚ましてみると、幼少期に戻っていた⁉︎ もしかしてこれは、悪と後悔に染まった人生を逆転させるチャンスか？ 今度の人生の目標は優しく生きること。 果たしてドロシアは、暴君だった過去を清算し、新たな人生で優しく生きることはできるのか…⁉︎ 暴君様の人生を懸けた、更生が始まる！
（LINEマンガより引用）
原作：Ramguel（람글） 作画：KAKON（카콘）
韓国語題名：폭군님은 착하게 살고 싶어
現在LINE漫画で公開されている話以降の内容を書いていきます。
以下小説ネタバレ注意！
ハルク王国の王族たちが来訪
ブロンハルク王国の王族たちが来訪し公爵家でハルク王国から来た王族たちを迎え入れました。ブロンテ公爵はハルク国王との席が設けられ、ドロシーは歳の近いネレウス王子の対応をしていました。
ネレウス王子は青いくせっ毛にプライドの高そうなつり目と長いまつ毛が特徴的な少年です。ネレウス王子はかなり傲慢な人物で、ドロシーが皇族でありながら精霊を扱う力の無いことや、エピステーメに入学できなかったことなどを馬鹿にします。あまりの無礼な対応にドロシーも不快感を示します。その後政治や外交などの話を交わすうちにドロシーの方が圧倒的に知識が豊富であることが顕著になります。憤るネレウスに対してドロシーは「無知は決して恥ではありませんよ。これからエピステーメで学べばいいのです。」と穏やかに諭しますが、プライドが傷ついたネレウスは「剣で勝負しろ！」と言い出します。
2人の勝負
ネレウスは剣の腕前に自信があり、実際にその才能は素晴らしいものでした。しかし、12歳で皇室の騎士に匹敵するほどの実力を持っていたドロシーには到底敵わず、勝負は一瞬で決まりました。敗北したネレウスは逆上し、罵声を浴びせながら水の精霊を使ってドロシーに襲い掛かります。ドロシーには精霊を扱う力がないため不意打ちの攻撃に焦りますが、護衛騎士であるステファンに救出されます。ドロシーはステファンを下がらせると再び体制を整え、ネレウスにもう一度かかってくるように伝えます。ドロシーは、精霊が使えなくとも圧倒的な剣の腕前で戦争を勝ち抜いてきた回帰前の記憶を思い出します。ネレウスは水の精霊で攻撃を放ち続けますが、それを全て避け切り、ネレウスの首元に剣の切っ先を当てました。
対戦の後
侍女のクララはネレウスの蛮行を皇帝に伝えようと言いますが、ドロシーはそんなことを伝えたところで心配してくれることなどなく、むしろ他国の王子と揉めたことを責められるだろうと返します。クララは今日のような危険な真似は絶対にしないようにとドロシーに懇願します。彼女はドロシーを心から心配しているようですね。
イーサンの来訪
2人が話していると血相を変えたイーサンが部屋を訪ねてきました。ドロシーが怪我をしたと聞いて急いで飛んできたようですね。イーサンの怒りながらも悲しげで、しかしそれを表に出さないように堪えたような表情を見て、ドロシーは回帰前の彼を思い出します。イーサンは時々このような顔をしていたようでドロシーはそれが苦手でした。
重い空気を変えるようにイーサンが「ヴァイオリンを弾きましょうか？」と穏やかな笑顔で話しかけます。楽器に全く関心のないドロシーとは対照的に、イーサンは楽器の演奏が非常に上手く周囲からは天才と評されるほどで、音楽に詳しくないドロシーからしてもイーサンの演奏は素晴らしいものでした。
ネレウスの来訪
イーサンの演奏を聞いて穏やかな時間を過ごしていたドロシーのもとにネレウスが訪れました。ドロシーはイーサンを急いで隠します。ネレウスはどうやらハルク国王に言われてドロシーをお茶に誘いにきたようです。ネレウスはいかにも嫌々といった様子で「精霊も扱えない一般人相手に申し訳なかった」と謝罪します。悪意のある謝罪に対してドロシーも「気にしておりません。勝ったのは私ですので。」と強気に返します。
不快なお茶会
ハルク国王はドロシーにネレウスの無礼を謝罪しますがネレウスと同様に精霊を使えないドロシーを馬鹿にしており、謝罪の意思は感じられません。しかしこれ以上事を荒立てても両国の関係にヒビが入るだけだと思ったドロシーは侮辱に耐えながら不愉快なお茶会を何とか乗り切ります。その後は大きな衝突もなく順調に進み、国際行事は無事に終了します。
感想
ネレウス王子は想像以上に強烈なキャラですね。小国の王子が大国の皇女に対して横暴すぎます。勉学においても剣においても才能があるにも拘わらず、周囲から軽視されるドロシーはあまりに不憫です。
イーサンは本当にドロシーのことが好きなようですね。怪我をしたと聞いて飛んできてしまう様子はとても可愛らしいです。ヴァイオリンの演奏までできるとは…！イーサンもとても多才な人物ですね。
ストーリーの重要な部分は翻訳が上手くできなかった場面はところどころ飛ばして書いています。ご留意くださいませ！
