ゆるゆる感想記

お酒好きな平凡オタク芸大生。美術館に行ったり御朱印集めをしたりするのが趣味です✨ミニチュア収集やカフェ巡りも大好き!こちらのブログでは海外小説の感想やお酒のレビューなど色々と雑多に書いていきます。OFUSE:https://ofuse.me/74f9b36d Twitter:@yuruyurukansou1

「暴君様は優しくなりたい」原作小説ネタバレ⑤ 結末まで

「暴君様は優しくなりたい」あらすじ

暴君様は更生中! 帝国ウベラの暴君だったドロシア・ミリオネア。 目の前のものを全て排除し、奪い、貪欲に食べ尽くす「悪」だった彼女はついに愛する人に恨まれ、処刑されてしまう。 けれど…目を覚ましてみると、幼少期に戻っていた⁉︎ もしかしてこれは、悪と後悔に染まった人生を逆転させるチャンスか? 今度の人生の目標は優しく生きること。 果たしてドロシアは、暴君だった過去を清算し、新たな人生で優しく生きることはできるのか…⁉︎ 暴君様の人生を懸けた、更生が始まる!
(LINEマンガより引用)

原作:Ramguel(람글) 作画:KAKON(카콘)

韓国語題名:폭군님은 착하게 살고 싶어

 

現在LINE漫画で公開されている話以降の内容を書いていきます。

以下小説ネタバレ注意!

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ドロシーの絶望

ジュリアの件でテオンと言い争いをした後の夜、悲劇は起こりました。ドロシーがテオンの部屋を訪ねると長い影がベッドに落ちているのが見えました。視点を上げると暗い部屋の中で大きな物体が天井からぶら下がっていたのです。それがテオンであることを認識した瞬間、ドロシーは気を失いました。
彼女が目を覚ました時、傍にはイーサンがいました。気を失った際の出来事を思い出し、凄まじい罪悪感と絶望がドロシーを襲います。ドロシーの体調は更に悪化し、イーサンは彼女のために優れた医者を呼びますが全く効果はありません。彼女の心を治すことのできる存在はテオンしかいなかったのです。

不眠症の悪化

ドロシーは更に不眠症が悪化し、身体に限界が来ると発作を起こして気絶するといった生活が続いていました。そして気絶した後は、ドロシーが今まで不幸にしてきた人々が彼女を責め立てる悪夢を見ます。
イーサンは苦しむドロシーの横でいつも「大丈夫。陛下のせいではありません。」と繰り返しました。しかし一連の悲劇は明らかに全て自分が招いたことであり、ドロシーは彼の優しさすら受け入れることができません。それでも尚イーサンは「あなたはこの国で最も高い地位にいるのです。何も苦しむ必要はありません。私は常に傍にいます。」と囁き続けます。

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暴君への反乱とイーサンの最後の取引

ドロシーは次第に政務に取り組むことすら困難になっていきました。無能な暴君と成り果てた彼女に向けて反乱が起きたのは、皇位を奪ってからわずか3ヶ月後のことです。反乱勢力が宮殿の前に集まり出した頃、イーサンがドロシーの部屋に訪れ、最後の取引を提案しました。「私をあなたの夫にしてください。そうしなければ私が皇帝になるでしょう。」ドロシーの夫の地位。それは現在空席で、イーサンがずっと渇望し続けたものでした。しかしドロシーにとってその座は永遠にテオンのものであり、イーサンに与えることなど到底考えられません。ドロシーは「生意気なことを。あなたにその座を与えることは絶対にない。」と冷たく答えます。
イーサンは体を震わせながら「一体あの男はあなたにとって何なのですか!」と叫びました。ドロシーはずっと自分が既に持っているものよりも、手に入らないもののことばかりを考えて生きてきました。皇帝の地位やテオンがそうであったように。彼女にとってテオンは愛、憎しみ、ときめき、未練など持ちうる感情の全てでした。「テオンは私そのものです。」彼女にとってテオンは自分を形成する全てだと言えるほどの存在だったのです。その答えを聞いたイーサンは一瞬顔を歪めた後、狂ったように笑いだします。「いいでしょう。それがあなたの選択なら私もそれに従います。どうか後悔しませんように。」ドロシーにはもう後悔する気力すら残っていませんでした。この先何が起きようが全てどうでもよかったのです。

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感想

イーサン切ない…!ドロシーがジュリアに嫉妬していたのと同じように、イーサンもテオンへの嫉妬で苦しんでいたのですね。どれだけ懸命に尽くそうと愛を得ることができない状況はとても辛いものだったと思います。回帰前のドロシーはテオンへの想いが一途すぎるあまりイーサンの心境にまで気を配ることができなかったのでしょう。今世でのドロシーは視野を広く持って人々と接しているので、イーサンとも回帰前より良い関係を築けるのではないかと思います。
次回で回帰前のお話は終了しそうです。また読みに来てくださったら嬉しいです✨それではまた~~!

 

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