LINE漫画で配信中の「暴君様は優しくなりたい」の先のストーリーが気になり、韓国の原作小説を読み始めました。
当サイトでは、現在LINE漫画で公開されている話以降の内容と感想を結末まで少しづつ書いていこうと思います！
「暴君様は優しくなりたい」あらすじ
暴君様は更生中！ 帝国ウベラの暴君だったドロシア・ミリオネア。 目の前のものを全て排除し、奪い、貪欲に食べ尽くす「悪」だった彼女はついに愛する人に恨まれ、処刑されてしまう。 けれど…目を覚ましてみると、幼少期に戻っていた⁉︎ もしかしてこれは、悪と後悔に染まった人生を逆転させるチャンスか？ 今度の人生の目標は優しく生きること。 果たしてドロシアは、暴君だった過去を清算し、新たな人生で優しく生きることはできるのか…⁉︎ 暴君様の人生を懸けた、更生が始まる！
（LINEマンガより引用）
原作：Ramguel（람글） 作画：KAKON（카콘）
韓国語題名：폭군님은 착하게 살고 싶어
現在LINE漫画で公開されている話以降の内容を書いていきます。
以下小説ネタバレ注意
心の余裕が生まれたドロシー
レイモンドは依然としてドロシーのもとによく訪れます。何度か衝突を繰り返す内に徐々にドロシーが何に対して怒るのか気付くようになり、ドロシーが自分の才能を隠す理由を聞いたり、しつこく外出に誘うことが減りました。レイモンドはドロシーの機嫌が悪くない時にテオンを連れてくることもありました。「…最近はどのようにお過ごしですか？」ドロシーに会うとテオンはいつも慎重に質問します。ドロシーが皇帝に頬を叩かれたことを覚えており、心配しているようです。彼女の安否を確かめるテオンの瞳はドロシーの胸をざわつかせます。成長した彼はもうすっかり大人のようで、深く美しい赤色の瞳は世の女性たちを魅了しました。しかし、彼と会うとときめきを感じるものの、前世ほどでは無いことに安堵します。彼の死を思い出して涙を流すことも減ったようです。代わりに彼が生きていることへの喜びで心が満たされました。
レイモンドに懐く兄弟
レイモンドが訪れてもドロシーは彼を追い出すことは無くなりました。徐々に過去から抜け出して心に余裕が生まれたこともありますが、最も大きな理由は、ジョイとポーがレイモンドに懐いている点です。平民の自分たちにも分け隔てなく話しかけてくれるレイモンドは、ジョイたちにとって本から飛び出した理想の王子様のようでした。皇太子としての威厳もカリスマ性もないレイモンドのことを回帰前のドロシーは不快に思っていましたが、今の彼女は以前ほど嫌悪感を感じません。今思えば、誰からも愛される明るく純粋な彼に嫉妬していたのかもしれません。
ジョイたちの意志
「皇太子殿下は素敵な方ですね。」レイモンドが去った後、ジョイは瞳を輝かせながら言いました。「それに僕が出会った男性の中で2番目に美しいです。」「2番目？」ドロシーが聞くと「1番はブロンテ公子です。」と答えます。ドロシーはその答えに納得します。イーサンの次にレイモンドとはあまりに過分な評価であり、皇太子としてのフィルターがかかっているとドロシーは感じます。ジョイとポーは楽しげにレイモンドの話を続けます。「とても素敵な皇帝になるでしょうね！」その言葉を聞いて、自分よりもレイモンドに懐くようになったら寂しいと少し複雑な気持ちになりました。しかし、それと同時に何の権力も無い自分に仕えるよりレイモンドに仕えた方が安全なのではないかと考えます。二人の身に何かあった時、力の無いドロシーができることには限度がありますし、このまま自分の側にいても出世は望めないでしょう。ドロシーがレイモンドの従者に空きがあるか調べようとするとジョイたちが慌てます。「僕たちを遠ざけようとなさっているのですか？僕たちのことが嫌いになりましたか？」「いいえ、そうじゃないわ。」「でしたら僕たちを捨てないでください。」ジョイたちはドロシーにずっと仕えたい強い意志を伝えます。2人の様子にドロシーは心が暖かくなりました。
感想
レイモンドとの関係が以前よりも改善されているようですね。テオンもドロシーのことを何かと気にかけています。彼らとの関係性にも注目していきたいですね。
ジョイたちとドロシーの絆が表れた回でもありました。二人は今後もドロシーの支えになってくれることでしょう。
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