「暴君様は優しくなりたい」海外原作小説感想＆ネタバレ㊸結末まで

LINE漫画で配信中の「暴君様は優しくなりたい」の先のストーリーが気になり、韓国の原作小説を読み始めました。
当サイトでは、現在LINE漫画で公開されている話以降の内容と感想を結末まで少しづつ書いていこうと思います！

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「暴君様は優しくなりたい」あらすじ

暴君様は更生中！帝国ウベラの暴君だったドロシア・ミリオネア。目の前のものを全て排除し、奪い、貪欲に食べ尽くす「悪」だった彼女はついに愛する人に恨まれ、処刑されてしまう。けれど…目を覚ましてみると、幼少期に戻っていた⁉︎ もしかしてこれは、悪と後悔に染まった人生を逆転させるチャンスか？今度の人生の目標は優しく生きること。果たしてドロシアは、暴君だった過去を清算し、新たな人生で優しく生きることはできるのか…⁉︎ 暴君様の人生を懸けた、更生が始まる！
（LINEマンガより引用）

原作：Ramguel（람글）　作画：KAKON（카콘）

韓国語題名：폭군님은 착하게 살고 싶어

現在LINE漫画で公開されている話以降の内容を書いていきます。

以下小説ネタバレ注意

順調な計画

支援所設立計画は思っていたよりも順調に進みました。「まずは人々の認識を変えるところから始めないと。」帝国では体が不自由な人に対する差別意識が強く根付いています。「誰だって突然体が不自由になる可能性がある。怪我をしたり、病気になったり。それを説明するのはどうかな？」「そんなことは誰だって知ってるわ。でも多くの人は自分がそうなるまで無関係だと思ってるのよ。」

クララの感謝

ドロシーは、盲目の偉大な預言者、戦争で足を失った英雄、片腕で素晴らしい物語を生み出し続けた作家などの話を膨大な量の歴史書の中からかき集めました。そして、有名な彫刻家に頼んでそうした人々の物語を支援所の外壁に彫りました。美しい彫刻と共に刻まれた物語に人々は目を奪われることでしょう。
すぐに認識を変えることは難しくても、誰にでも分かる形から地道に始めようとドロシーは考えます。「結果が伴うかは分からないけど…」自信なさげに言うドロシーとは対照的に、クララは目を輝かせます。もし結果が出なかったとしても、こうして頑張ってくれる人がいるということに深く感謝していました。

期待に応えるために

1年後、ついに支援所の活動がスタートしました。「この計画に関わるまで、こんなにも苦しんでいる人がいるなんて知らなかった。」レイモンドが呟きます。開設を祝う式には多くの人々が足を運びました。体の不自由な出席者が多いのはそれほど彼らがこうした施設を必要としていたからでしょう。式に出席したテオンとジュリアも非常に驚いた様子です。「これほど多くの人たちが今までどこにいたんだろう。いや、みんな出てこれなかったんだ…」外に出るだけでも彼らには大きな決心が必要でした。「ドロシー、本当にここまでよく頑張ったね。」その場の光景に達成感を感じているレイモンドとは対照的に、ドロシーは既に先のことを見据えているようでした。彼らの期待を裏切らないためにも継続的な様々な支援が必要です。「まだまだやるべきことはたくさんあるわ。」熱意の溢れるドロシーの表情を見てレイモンドは可愛いと感じます。