ゆるゆる感想記

お酒好きな平凡オタク芸大生。美術館に行ったり御朱印集めをしたりするのが趣味です✨ミニチュア収集やカフェ巡りも大好き!こちらのブログでは海外小説の感想やお酒のレビューなど色々と雑多に書いていきます。OFUSE:https://ofuse.me/74f9b36d Twitter:@yuruyurukansou1

「暴君様は優しくなりたい」翻訳 原作小説感想&ネタバレ67 結末まで

LINE漫画で配信中の「暴君様は優しくなりたい」の先のストーリーが気になり、韓国の原作小説を読み始めました。
当サイトでは、現在LINE漫画で公開されている話以降の内容と感想を結末まで少しづつ書いていこうと思います!

「暴君様は優しくなりたい」あらすじ

暴君様は更生中! 帝国ウベラの暴君だったドロシア・ミリオネア。 目の前のものを全て排除し、奪い、貪欲に食べ尽くす「悪」だった彼女はついに愛する人に恨まれ、処刑されてしまう。 けれど…目を覚ましてみると、幼少期に戻っていた⁉︎ もしかしてこれは、悪と後悔に染まった人生を逆転させるチャンスか? 今度の人生の目標は優しく生きること。 果たしてドロシアは、暴君だった過去を清算し、新たな人生で優しく生きることはできるのか…⁉︎ 暴君様の人生を懸けた、更生が始まる!
(LINEマンガより引用)

原作:Ramguel(람글) 作画:KAKON(카콘)

韓国語題名:폭군님은 착하게 살고 싶어

現在LINE漫画で公開されている話以降の内容を書いていきます。

以下小説ネタバレ注意

 

イーサンは公爵家の跡取りとして認められた後、少し遅れて社交界にデビューしました。初めて社交界に出た彼は、緊張と恐怖よりも喜びと達成感を強く感じていました。貴族たちは彗星の如く現れたイーサンに興味を示し、彼も周囲からの注目を楽しみました。謙虚な態度と甘く優しい言葉で人々の心を掴むことで、社交界での地位を築いていたのです。気位が高くいつも偉そうにふんぞり返っている貴族たちが自分の言動に一喜一憂するのを見るのは、これまで公爵家で日陰者として生きてきたイーサンにとってこの上ない快感でした。貴族たちで遊ぶのが楽しかったのです。バイオリンが得意だと自慢げに話している貴族がいれば、さりげなくその貴族がいるパーティーに参加して自分の腕前を披露しました。周囲からの称賛と、その者の悔しげに歪む顔を見るのはとても愉快でした。わざと謙虚な態度で自分の能力を卑下すると「こんなに素晴らしい腕前なのになんて謙虚なんだ!」と周囲の人々はより一層イーサンを褒め讃えました。


いつものように令嬢の前でわざとハンカチを落として相手の反応を楽しんでいると、フッと笑う声が聞こえました。声の方を見るとそこには帝国の皇女であるドロシア・ミリオネアが立っていました。「随分と悪趣味だこと。あぁ邪魔をしてごめんなさいね?」そう嘲笑すると彼女はその場を立ち去ります。彼の秘密の趣味が初めて他人にバレた瞬間でした。それと同時にイーサンは悟ります。彼女はきっと自分と同じ種類の人間であることを。ドロシーとイーサンはあまりに似ている点の多い2人でした。優れた才能を持っていながらも、それを家族に認められず孤独に生きてきたこと。そのせいでエピステーメに入ることができなかったものの、自分の能力で権力を広げていること。到底成し得ることのできない夢を抱いていること。驚くほど似た2人の人生。イーサンは現実主義な人間でしたが、この時ばかりは運命の人と呼べる存在が確かに実在していたのだと感動しました。


感想

この頃からドロシーが知る腹黒なイーサンが誕生したのですね。これはなかなかに悪趣味です笑 ただ、生来の性格というわけではなくこれまでの経験の影響で歪んだという点が切ないです。

閲覧ありがとうございました~!またお会いできたら嬉しいです(♡ᴗ͈ˬᴗ͈)

OFUSEにて応援メッセージお待ちしておりますhttps://ofuse.me/74f9b36d

更新のお知らせはTwitterにてhttps://twitter.com/yuruyurukansou1?t=MBgMvMcvDrQc_HYtvwKKpw&s=09