ゆるゆる感想記

お酒好きな平凡オタク芸大生。美術館に行ったり御朱印集めをしたりするのが趣味です✨ミニチュア収集やカフェ巡りも大好き!こちらのブログでは海外小説の感想やお酒のレビューなど色々と雑多に書いていきます。OFUSE:https://ofuse.me/74f9b36d Twitter:@yuruyurukansou1

「暴君様は優しくなりたい」翻訳 原作小説感想&ネタバレ56 結末まで

LINE漫画で配信中の「暴君様は優しくなりたい」の先のストーリーが気になり、韓国の原作小説を読み始めました。
当サイトでは、現在LINE漫画で公開されている話以降の内容と感想を結末まで少しづつ書いていこうと思います!

「暴君様は優しくなりたい」あらすじ

暴君様は更生中! 帝国ウベラの暴君だったドロシア・ミリオネア。 目の前のものを全て排除し、奪い、貪欲に食べ尽くす「悪」だった彼女はついに愛する人に恨まれ、処刑されてしまう。 けれど…目を覚ましてみると、幼少期に戻っていた⁉︎ もしかしてこれは、悪と後悔に染まった人生を逆転させるチャンスか? 今度の人生の目標は優しく生きること。 果たしてドロシアは、暴君だった過去を清算し、新たな人生で優しく生きることはできるのか…⁉︎ 暴君様の人生を懸けた、更生が始まる!
(LINEマンガより引用)

原作:Ramguel(람글) 作画:KAKON(카콘)

韓国語題名:폭군님은 착하게 살고 싶어

現在LINE漫画で公開されている話以降の内容を書いていきます。

以下小説ネタバレ注意

回帰前とは違い、既に公爵家の次男として正式に認められており、社交界でもその美貌を噂されるほど大衆の関心を集める今のイーサンなら、もっと条件の良いパートナーを探せるだろうと考えたドロシーは、幼い頃の約束を律儀に守る必要はないと伝えます。しかしイーサンの意思は固く、ドロシー以外のパートナーになるつもりは無いようです。皇女のパートナーという立場を利用して、権力を持つための足がかりにしようとしているのだろうと考えるドロシーは自分にはたいした利用価値がないと言いました。「私と一緒にいても得られるものは無いわよ、私は皇族として欠陥品だから。」「どうしてそのようなことを仰るのですか?皇女様は紛れもなくミリオネアの正統な皇族です。それに皇女様以上に優秀なお方を見たことがありません。」


ドロシーは自分の優秀さを誇りに思い、皇帝の座を渇望した回帰前の自分を思い出します。今度はそのような欲を抱いてはいけないと考え、イーサンの言葉を否定します。「それで何も期待しないことにしたのですか?全てを諦めてしまったのですか?」イーサンのまっすぐな視線を避けるように顔を逸らします。「過ぎた欲は身を滅ぼすのよ。」「人は普通、そうした感情を欲ではなく夢と呼びます。」イーサンの言葉が深く胸に響くドロシーですが、自分の欲によって引き起こった数々の悲劇の記憶が頭に浮かびます。「あなたは何も知らないから…」「何も知らないのは皇女様の方です。」ふとイーサンを見ると、彼は怒ったような悲しいような複雑な感情のこもった瞳でドロシーを見つめていました。先程とは全く違う表情にドロシーは驚きます。「何故そんなにも私に関心を持つの?」「聡明な皇女様なら既にお気付きのはずです。」権力も利用価値もない自分にどうしてここまで執着するのか、ドロシーには本当に分かりませんでした。イーサンは自嘲気味に笑います。「ご存知のはずです。鋭いお方ですから。気付かないふりをなさっているのでしょう。」イーサンは戸惑うドロシーの頬を優しく撫でました。

 

感想
ドロシーは自分をかなり過小評価していますよね。イーサンが自分に近付くのも権力を得る目的だと考えているようでもどかしいです。彼の好意は相変わらず届いていないようで可哀想です。
閲覧ありがとうございました!またお会いできたら嬉しいです(♡ᴗ͈ˬᴗ͈)

OFUSEにて応援メッセージお待ちしておりますhttps://ofuse.me/74f9b36d

更新のお知らせはTwitterにてhttps://twitter.com/yuruyurukansou1?t=MBgMvMcvDrQc_HYtvwKKpw&s=09