ゆるゆる感想記

お酒好きな平凡オタク芸大生。美術館に行ったり御朱印集めをしたりするのが趣味です✨ミニチュア収集やカフェ巡りも大好き!こちらのブログでは海外小説の感想やお酒のレビューなど色々と雑多に書いていきます。OFUSE:https://ofuse.me/74f9b36d Twitter:@yuruyurukansou1

「暴君様は優しくなりたい」原作小説ネタバレ⑪ 結末まで

「暴君様は優しくなりたい」あらすじ

暴君様は更生中! 帝国ウベラの暴君だったドロシア・ミリオネア。 目の前のものを全て排除し、奪い、貪欲に食べ尽くす「悪」だった彼女はついに愛する人に恨まれ、処刑されてしまう。 けれど…目を覚ましてみると、幼少期に戻っていた⁉︎ もしかしてこれは、悪と後悔に染まった人生を逆転させるチャンスか? 今度の人生の目標は優しく生きること。 果たしてドロシアは、暴君だった過去を清算し、新たな人生で優しく生きることはできるのか…⁉︎ 暴君様の人生を懸けた、更生が始まる!
(LINEマンガより引用)

原作:Ramguel(람글) 作画:KAKON(카콘)

韓国語題名:폭군님은 착하게 살고 싶어

 

現在LINE漫画で公開されている話以降の内容を書いていきます。

以下小説ネタバレ注意!

ステファンとドロシーの出会い

雲に覆われた冷たい夜の砂漠に倒れ込む少女。ステファンがドロシーを初めて見たのは連れ去られた彼女を捜索していた時でした。広い荒野の中で倒れた皇女を見つけられたのは正に奇跡に近いことでした。寒さに震える彼女の体は砂と共に飛んでしまいそうなほど軽く感じました。ステファンがドロシーの護衛を自ら志願したのはこの日の出来事が強く心に残っていたためです。

2人の再会

当時は衰弱して意識を失いかけていたので仕方の無いことですが、再び会ったドロシーはステファンのことを全く覚えていないようでした。彼女は小さな体でありながらも既に皇女としての気品を備え、堂々とした威厳のある立ち振る舞いで彼を迎えました。「皇帝陛下は何故このような小さな子どもを遠ざけて1人で過ごさせているのだろう。本来であれば親を恋しがる年齢であるはずなのに。」高貴な方々のことだからきっと自分には想像できないような事情があるのだろうと納得しようとしますが、いくら考えても実の父親が幼い娘を放置するというの状況は全く理解ができませんでした。

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不当な待遇

皇帝から見捨てられた皇女という烙印を押されたドロシーは、周りの者たちからも軽視されていました。貴族たちも彼女がいる前では一応の礼節は守りますが、姿が見えなくなった途端、楽しそうに皇女の悪口を言っています。「皇女様はこの事実を知っているのだろうか?きっと知っているのだろう。聡明で感の鋭い御方だから。」ステファンはドロシーのことをとても打たれ強い人間だと思っていました。あの言葉を聞くまでは。

ドロシーの告白

「悪夢を見るの。すごく好きな人がいたけど、その人は私のことが嫌いで首を吊ってしまうの。」「私はお母様の命を奪って生まれてきたから、生まれた瞬間から悪人なのよ。だから誰からも愛されない。」幼い子供がどうして自分の人生をこれほど悲観的に捉えてしまうのだろうと驚きます。ステファンはこれまでドロシーのことを何があっても決して心が折れない強い人間だと思っていました。しかしそのような単純な問題ではありませんでした。「皇女様がそのような考えを持って生きていたなんて…」ステファンはドロシーと顔を合わせる度に何か言葉をかけようと思うものの、結局何を言えばいいのか分からず黙ってしまうのでした。

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感想

ステファンは本当に良い人ですね!ドロシーのことを心配しているものの不器用で口下手であるために何も言葉をかけられず悩んでいるようです。実の父親よりずっと父親らしいですね。彼の優しさがドロシーに伝わっていることを願います。
お読みくださりありがとうございました!次回の更新でまたお会いしましょう🙏✨

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