「暴君様は優しくなりたい」あらすじ
暴君様は更生中! 帝国ウベラの暴君だったドロシア・ミリオネア。 目の前のものを全て排除し、奪い、貪欲に食べ尽くす「悪」だった彼女はついに愛する人に恨まれ、処刑されてしまう。 けれど…目を覚ましてみると、幼少期に戻っていた⁉︎ もしかしてこれは、悪と後悔に染まった人生を逆転させるチャンスか? 今度の人生の目標は優しく生きること。 果たしてドロシアは、暴君だった過去を清算し、新たな人生で優しく生きることはできるのか…⁉︎ 暴君様の人生を懸けた、更生が始まる!
(LINEマンガより引用)
原作:Ramguel(람글) 作画:KAKON(카콘)
韓国語題名:폭군님은 착하게 살고 싶어
現在LINE漫画で公開されている話以降の内容を書いていきます。
以下小説ネタバレ注意!
将来の夢
ステファンが剣を手入れしていると背後から視線を感じます。視線の主はジョイでした。ジョイは度々ステファンの元を訪れて物陰に隠れてこっそり鍛錬の様子を覗きます。どうやら彼は騎士に憧れている様子です。「騎士は命の危険さえある仕事だぞ。それでもなりたいと思うか?」ステファンが問うとジョイは「もちろん。鉱山事故で岩に潰されるよりよっぽどかっこいい。」と答えます。「それに、騎士になれば少しは皇女様に恩を返すことができるんじゃないかと思うんだ。僕にはお金も権力も無いけど…剣の実力があれば。」
新たな弟子
「珍しいわねステファン。あなたから話があるだなんて。」ドロシーが明るく笑います。「ジョイに剣を教えてもよろしいですか?」以外な提案でしたがドロシーにとっても嬉しい提案だったので快く許可します。弟のフォーは勉強が好きなようでしたが、ジョイは体を動かす方が楽しい様子でした。それに、ドロシーはそろそろ剣の腕を磨くのをやめようと考えていたのです。「私はもう大丈夫だから、ジョイをよく指導してあげてね。」ドロシーの言葉にステファンは少し驚いたようでした。「私はもう少し皇女様と剣を…」そう答えるステファンにドロシーは首を横に振りました。「そんな顔をしないでステファン。私は将来騎士になる訳でもないし、そろそろやめなきゃと思っていたの。」そんなドロシーにステファンは「しかし…皇女様は剣がお好きでしょう?」と問いかけます。彼の一言にドロシーは思わず口を閉じてしまいました。実際その通りだったのです。しかし、剣を握っているとどうしても絶対に勝ちたいという勝負欲が溢れてきてしまいます。暴君として生きた過去を改め、優しく生きようと決めたドロシーにとって、それは危険で恐ろしい感情でした。「いいえ…少し飽きてきたの。」そう答えるとステファンの視線から逃げるように、ドロシーはその場を立ち去りました。
感想
ジョイが正式に剣を学べることになってよかったです!是非とも立派な騎士になってほしいです。
本当は剣の鍛錬が大好きなのに平穏な未来を実現するために剣を諦めようとするドロシーが切ないですね。
お読みくださりありがとうございました!次回の更新でまたお会いしましょう🙏✨
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