ゆるゆる感想記

お酒好きな平凡オタク芸大生。美術館に行ったり御朱印集めをしたりするのが趣味です✨ミニチュア収集やカフェ巡りも大好き!こちらのブログでは海外小説の感想やお酒のレビューなど色々と雑多に書いていきます。OFUSE:https://ofuse.me/74f9b36d Twitter:@yuruyurukansou1

「闇落ちした奴隷を手懐けました」原作小説 翻訳ネタバレ

LINE漫画で連載中の韓国漫画「闇落ちした奴隷を手懐けました」の原作小説✨

今回は本編のストーリーを大まかに書いていきたいと思います。

以下盛大にネタバレあるので注意!

 

カサディンとアルエンはどうなるの?

最終的に、アルエンとカサディンは結婚して子供にも恵まれます。
ではそこまでのおおまかなストーリーを見ていきましょう!

アルエンの復讐
長年の悩みである心臓病を治せるという希望を与え、最高のタイミングで絶望に叩き落としてやろうと考えたアルエンは、デミアンに心臓病の治療を申し入れます。しかし前世のように1回で完治させることはせず、かなり進行しているので何度も治療が必要だと言って、あくまでカサディンよりも優位な立場を保ちます。
カサディンの願い
カサディンは伯爵家で過ごすうちに、次第にアルエンを愛するようになります。最初は帝国への復讐のためにアルエンを利用しようと考えていたカサディンですが、復讐を諦め、アルエンの幸せのために尽力するようになります。アルエンもそんなカサディンに徐々に惹かれていきます。彼女もいつまでも復讐に囚われるのではなく、カサディンとの未来のために前を向いていきたいと思えるようになります。

しばらくして、カサディンは剣術大会に出場します。その大会の優勝者には皇帝から願いを聞いてもらえる権利が与えられます。帝国一の剣の使い手として名高いデミアンも出場するため、見物している人々は皆デミアンが優勝するだろうと思っていましたが、その予想に反してカサディンは優勝します。カサディンの願いは爵位を得ることと、セルキア伯爵家の代理で出兵することです。皇帝はこれを快く聞き入れます。今までも剣術大会の優勝者に爵位を与えることは何度かありましたが、与えられるのはどれも子爵位か男爵位でした。しかし、カサディンの実力を見抜いた皇帝は彼を皇室側の勢力に取り込みたいと考え、侯爵位を与えます。皇帝は皇室に反抗的なデミアンを敵視しており、その牽制にしたいと考えているようです。初めは成り上がりの貴族だと周りから馬鹿にされていましたが、カサディンは様々な局面で類稀な才能を発揮し、貴族たちからも慕われるようになります。
これは物語終盤の内容なのですが、帝国には貴族会議に出席する全ての貴族達の賛同があれば皇位継承権を得られるという法律があります。本来は暴君の圧政によって国が乱れるといった事態に備えた法律ですが、貴族たちや皇太子の支持のもと、カサディンは皇帝になります。皇太子は自分は皇帝に相応しい人間ではないく、国をまとめる実力のある者がその座に着くべきだと考えていました。皇太子はアルエンのことが好きでしたが、物語中盤以降からはアルエンとカサディンが共に居られるように色々と協力してくれます。


前世のカサディン
前世でのカサディンは祖国を滅ぼされた復讐のために反乱を起こして皇太子を○しました。しかし皇太子はカサディンが帝国に滅ぼされた国の皇太子であったことを知ると、最期に彼に帝国の罪を謝罪して息を引き取ります。帝国への復讐のために、力をつけるまで皇太子の側近として仕えてきたカサディンでしたが、皇太子は善良な人間でした。復讐に溺れて皇太子を○してしまったこと、関係のない多くの人々まで巻き込んでしまったことへの罪の重さに気付きます。あまり翻訳がうまくいかなかったのですが、神の代理人(?)のような存在の老婆が現れて、何かを代償にして過去をやり直すチャンスを与えられます。老婆は過去に戻れば記憶は消えてしまうが、2度目の人生ではお前に救世主が現れるだろうと言います。そうしてカサディンは過去に回帰し、アルエンと出会ったのです。


デミアンの末路
アルエンとカサディンは互いに想いを伝えて結ばれますが、デミアンはアルエンに強く執着するようになります。最初は心臓病の治療のために利用してやろうと考えていましたが、徐々に彼女自身に惹かれていきます。カサディンを排除して何とかアルエンの心を得ようとしますが、アルエンはデミアンをいつも冷たく突き放します。回帰前の記憶があるので当然ですね。カサディンと幸せを掴んだアルエンにとって、デミアンは何の興味もないどうでもいい存在でした。何をしてもアルエンの気を引くことができず、デミアンは酒と薬に溺れて徐々に壊れていきます。そのことに危機感を覚えたデミアンの執事はアルエンの○害を企てます。アルエンがカサディンと離れたタイミングを見計らって彼女を○そうとしますが、テュールが命懸けでアルエンを守ります。遅れてカサディンも現れ、アルエンとテュールは何とか助かります。テュールは瀕死の状態でしたが、アルエンの能力で一命を取り留めます。
その後、カサディンは貴族会議でこれまでデミアンが重ねてきた悪行の数々を明るみにします。デミアンは罪人として爵位を没収され奴隷の身分に落とされることとなりました。これ以上彼に苦しめられる心配はないと安堵するアルエンでしたが、デミアンが脱走したという知らせが届きます。その夜、いなくなったはずのデミアンが彼女の部屋にやってきます。デミアンは涙ながらに彼女への想いを告げます。帝国の外へ逃げれば助かる道もあったはずですが、彼は刑から逃げるためではなく、最後にアルエンに会うために脱走したのでした。

翌日捕縛されたデミアンでしたが、自死を選びます。死んだはずのデミアンが目を覚ますと、そこは神殿のような場所でした。そこには、カサディンを回帰させた神の代理人である老婆が立っていました。多くの罪を重ね、私益のためだけに罪の無い人々を大勢○したデミアンには死すら許されないのだそうです。老婆から、己の罪を悔やみながら永遠にこの神殿で労役をするようにと伝えられます。デミアンは唐突に回帰前の記憶を取り戻します。
回帰前のデミアン
回帰前のデミアンはアルエンに対してかなり歪んだ愛情を抱いていました。当初は治癒力に興味を引かれ、手元に置いていただけの存在でしたが、健気に彼だけを愛し続けるアルエンに次第に惹かれていきます。しかし、常に自分の利益だけを考えて生きてきたデミアンにとって、人を愛するなど経験のないことであり、忌むべき邪魔な感情でした。自身に芽生えた感情を否定するように、デミアンはより一層アルエンに酷く接するようになります。どんなに酷い扱いを受けてもデミアンを求め続けるアルエンを見て、デミアンは薄暗い喜びを感じていました。ある日、皇宮で開かれたパーティーで、皇太子の側近であるカサディンがアルエンを見つめているのに気付きます。カサディン側の回帰前の回想で明かされますが、この時のカサディンは今にも消えてしまいそうなほど心が疲れきった様子のアルエンを見て心配していたようです。その視線を不快に感じたデミアンは一層アルエンへの束縛が強くなります。また、アルエンを嫉妬させるために家に愛人を呼びます。しかし、彼の予想とは裏腹に、愛人の件をきっかけにしてデミアンに対するアルエンの愛情は冷えきっていきました。ついに婚約破棄を告げたアルエンに対して怒りを抑えきれず、剣で刺してしまいます。その後デミアン貴族会議でカサディンによって罪を暴かれ、処刑されます。炎に包まれながらも考えるのはアルエンのことでしたが、デミアンは最期まで彼女への愛を認めませんでした。
回帰前の記憶が戻り、自身の行いを激しく悔やむデミアンでしたが、もうどうすることもできず、終わることのない絶望の中で生きていくのでした。

デミアンの愛人 リリアン
回帰前はデミアンの愛人であったリリアンでしたが、回帰後はカサディンに擦り寄ります。どうやら最も権力を持った男が欲しいようですね。アルエンを陥れてカサディンを手に入れようとしますが、カサディンからは全く相手にされません。デミアンと協力してアルエンとカサディンの仲を邪魔しようとしますが、結局企みは失敗し、酒と薬に溺れて壊れたデミアンによって○されます。
回帰前も、デミアンにとってリリアンはアルエンを嫉妬させるためだけの道具だったので、アルエン亡き後は屋敷を追い出されたようですね。

テュールはどうなる?
テュールはアルエンのメイドであるシャシャと結婚します。2人の間にできた子供は、アルエンとカサディンの子供と同年代のため、仲良く遊んでいる様子が外伝で書かれています。こちらもちゃんと幸せになれて良かった…!

時系列バラバラで分かりづらい文章になってしまいすみません💦閲覧ありがとうございました~!

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