ゆるゆる感想記

お酒好きな平凡オタク芸大生。美術館に行ったり御朱印集めをしたりするのが趣味です✨ミニチュア収集やカフェ巡りも大好き!こちらのブログでは海外小説の感想やお酒のレビューなど色々と雑多に書いていきます。OFUSE:https://ofuse.me/74f9b36d Twitter:@yuruyurukansou1

「暴君様は優しくなりたい」原作小説ネタバレ⑯ 結末まで

LINE漫画で配信中の「暴君様は優しくなりたい」の先のストーリーが気になり、韓国の原作小説を読み始めました。
当サイトでは、現在LINE漫画で公開されている話以降の内容と感想を結末まで少しづつ書いていこうと思います!

「暴君様は優しくなりたい」あらすじ

暴君様は更生中! 帝国ウベラの暴君だったドロシア・ミリオネア。 目の前のものを全て排除し、奪い、貪欲に食べ尽くす「悪」だった彼女はついに愛する人に恨まれ、処刑されてしまう。 けれど…目を覚ましてみると、幼少期に戻っていた⁉︎ もしかしてこれは、悪と後悔に染まった人生を逆転させるチャンスか? 今度の人生の目標は優しく生きること。 果たしてドロシアは、暴君だった過去を清算し、新たな人生で優しく生きることはできるのか…⁉︎ 暴君様の人生を懸けた、更生が始まる!
(LINEマンガより引用)

原作:Ramguel(람글) 作画:KAKON(카콘)

韓国語題名:폭군님은 착하게 살고 싶어

 

現在LINE漫画で公開されている話以降の内容を書いていきます。

以下小説ネタバレ注意!

夫婦の不和

「夫人を呼びなさい。」ブロンテ公爵は久々に妻を呼び出しました。イーサンを家に引き取ったその日から夫婦仲は非常に険悪でした。「用があるのならば自分から足を運ぶようにとのことです。」使用人が気まずそうに公爵夫人の伝言を伝えると、公爵は不機嫌になりながらも彼女の部屋に向かいます。「夫人!」「部屋に入る時はノックくらいしたらどうですか?」「妻の部屋に入るのにいちいちノックをするのか?」「耳障りですね。さっさと用件を言ってください。」失礼な妻の態度に怒りが募るのを抑え、公爵は本題に入ります。

公爵夫人の怒り

「ドロシア皇女がイーサンを気に入っているようだ。」公爵の意図を察した夫人は声を荒げます。「それで?卑しい酒場の女との子を公爵家の息子として公表するつもりですか!?」「貴女は正しい。それは私の罪だ。しかしあの子に罪は無いだろう?」「あの子を引き取って育てただけでも私は十分に道理を果たしています!綺麗な服を着せて美味しい食事を与えてヴァイオリンの教師もつけてあげました!その上公爵家の次男として正式に公表するですって!?」「イーサンがエピステーメの試験を受けることには同意してくれたじゃないか。」イーサンは8歳になると長男のジョナサンと同じように自分もエピステーメに通いたいと言い出しました。謙虚でこれまで何一つわがままを言ったことのないイーサンの願いに、夫人も許可を出したのです。「それはあの子がどうしてもと頼んだからです。合格することはないでしょうけど、試験を受けるだけでも満足すると思って…」世界最難関と謳われるエピステーメの試験には乗馬や剣術も含まれます。イーサンにそれらの才能は無いと安心した夫人は快く受験を許したのです。結局直前に不慮の事故で怪我を負ってしまい、イーサンは試験を受けることすらできませんでした。落ち込んで数日間食事すらほとんど食べずに部屋に籠るイーサンの姿には夫人も少し心が痛みました。「イーサンがジョナサンの地位を脅かすと思っているのか?」「いいえ。私生児が公爵位を継ぐことなど決して有り得ません。」そんなことになれば公爵家の名に大きな傷が付くことは明らかでした。「じゃあ一体何が心配なんだ?イーサンを使って皇家と縁を持つことができれば公爵家にとって大きな利益になるのに。」その言葉を聞いて夫人は再び声を荒げます。「少しは私の立場も考えてください!夫と別の女との間に生まれた子供を連れて社交界に出る私の立場を!」

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感想

確かに公爵夫人もかなり不憫ですね。家に隠していたことや内心はともかく、夫人はイーサンに対して優しく接し、実の息子であるジョナサンと同じような環境を与えていたようです。彼女の立場からすれば、今までの待遇も精一杯の譲歩だったのでしょう。もちろんイーサンの将来を制限していい理由にはなりませんが、彼女の心境を考えるとかなり複雑です。
ありがとうございました!次回の更新でまたお会いしましょう🙏✨

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